一番よく使ってるジャズマスター (Fender Mexico Classic Player Jazzmaster SpecialのネックにMJTのボディ合わせたやつ) のペグを Auto-Trim のに変えたら弦の交換とかが飛躍的に楽になったので、その辺の紹介。
Planet Waves AUTO-TRIM とは
雑な認識しか持ってないんだけど、Sperzel みたく裏側締めてロックするタイプのペグで、かつ目玉機能として弦をペグ側で良い感じに切断(AUTO-TRIM)してくれるというもの。サウンドハウスで買える。
スタインバーガーの中の人である Ned Steinberger 氏が開発し、Ibanez のギターに搭載されているほか、単体パーツとして Planet Waves ブランドからリリースされている。まず自分自身 Planet Waves (と D’Addario)の位置付け理解してなかったんだけど、D’Addario 傘下の楽器用アクセサリーブランドとしてやっているそうな。
今回扱うJMはヴィンテージじゃない(65年後期のJMは別で持ってて、もう少しオーセンティックなJMに近い仕様を維持している)し、ある程度実験台として気楽に扱っているギターなので、モダンな便利系パーツ試してみてもよいのでは、というところで何となく真っ先にペグ交換が思い浮かんだ。
で、お馴染み path の石川さんに「今JMのペグ変えるなら何がいいですかね?」と聞いたところ、半端にゴトーとかに変えるよりは Sperzel みたいなロック系に換装しちゃうと良いかも、という話の中でこれが出てきた。
実はペグもまあまあ音色に寄与する部分なんだけど、今までペグ交換したことがなく、交換前後での差分のイメージが湧かなかったのでとりあえずで試しにやってみた形です。
外観
ポストが黒いのは好みが分かれそう。自分は正直あまり好みじゃない派だけど、黒いのはポスト部分(と裏のロックするやつ)だけなのでまあいいかなという感じ。
2019年3月現在、カラーバリエーションに関しては黒 or ゴールドという感じでオーセンティックなシルバーが存在せず、ラインナップに加わったら嬉しいのですが。
注意として、サウンドハウスやレビュー記事などをチェックしていると「特に何も改造せずそのまま搭載できた」といった文言が目に入るのだけど、自分のジャズマスター (Fender Mexico Classic Player Jazzmaster Special) はデフォルトで搭載されているペグがクルーソンタイプのため、取り付け穴の拡張が必要だった(path 石川さんに作業していただきました)。現行のモダンなフェンダーギターなら無改造で換装できそう。導入にあたっては一応写真か何かで確認しましょう。
弦交換の様子
Twitterにて、短い動画をアップロードした。
感想
弦交換は面倒で、出来ることなら自分でやりたくない人にとってはこういったパーツ導入すると捗ると思います。
厳密に計測したわけじゃないけども、今まで一般的なEADGBEチューニングの6弦エレキギターを弦交換するのに大体15〜20分くらい費やしていたのが半分以下に短縮できた。
これぐらいの工数ならだいぶ気軽に弦を新調でき、練習・ライブなどの前のタイミングでも割と替えやすくなったのではと感じました。
ちなみにこれ、弦を通す穴の位置が弦ごとに違う高さに調整されている Sperzel とは違い、全弦で同じ高さに設定されている。他に導入した人のレビューなど見ていると、これによるトレモロアームユニット使用時のチューニングへの不安さを指摘する声もあったんだけど、自分の環境では今の所問題なかった。